熱可塑性アクリルレジン床義歯

【ねつかそせい ― しょうぎし】

最終更新日:2016-03-20 (日) 15:29:04


目次 [非表示]

[編集]概要

[編集]使用器材

  1. 模型材
    • Dentsply-R&R マスターモデルダイストーン:硬化膨張率0.15%(1時間後)
  2. 樹脂材
  3. 射出成型システム

[編集]使用手順

  1. 通法に従い下盆埋没
  2. メインスプルー:7mm
  3. ランナースプルー:5mm
  4. ベント:2mm
  5. 硬石膏にてマスキング
  6. 普通石膏にて上盆埋没
  7. 通法に従い脱蝋
  8. 1時間室温下で自然乾燥*1
  9. 80℃4時間乾燥した樹脂を3分間加熱し250℃でミニレにてショット
  10. 1.5時間室温下で放冷*2
  11. 通法に従い掘り出し,研磨


[編集]適合精度



  1. 画像説明
    • 上段左:口蓋部横断面
    • 上段右:歯槽部横断面
    • 下段左:口蓋部矢状断面
    • 下段右:前歯部矢状断面
  2. 所見
    • 肉眼的には樹脂の収縮による隙間は確認できない。アクリリック・レジンによる加熱重合法等ではアルギン酸バニッシュによる被膜が介在するため,樹脂の重合収縮をゼロにできたと仮定しても被膜分の隙間は生ずる訳で,適合に関してはレジン分離剤を必要としない熱可塑性アクリルレジン床義歯にアドバンテージがあると言えよう。
    • 高膨張率耐圧硬石膏及びアニーリングは特に必要性を感じない。
    • 上記の観点からスルフォン床義歯に比しても,熱可塑性アクリルレジン床義歯にアドバンテージがあるものと考える。


[編集]関連語句











INDEX >> な行


*1 加熱無し
*2 アニーリング無し
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