咬頭嵌合位
【こうとうかんごうい】
最終更新日:2016-04-06 (水) 21:14:52
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[編集]概要
上下顎歯列の相対する咬頭と窩または辺縁隆線とが最大面積で接触し,咬頭が緊密に咬合している状態を指す。上下顎の歯の位置関係及び歯の咬合面形態によって決定される下顎位で,顎関節部の関節窩と下顎頭の位置関係は定義されない。本下顎位は咀嚼機能を営むための基本的な位置であり,咀嚼運動の経路としてとくにその終末位は一致するとされており,臨床において極めて重要な下顎位である。
また,ポッセルトの図形において,有歯顎の場合には中心位より前上方に位置するのがほとんどであり,習慣性閉口路の終末位とほぼ一致するとされている。
さらに,歯の有無,位置,形態により顎位が影響されるが,多数歯残存の有歯顎では模型上で確認できるので顎位記録を必要としないが,無歯顎やオーラルリハビリテーション等新たに咬合を構築するケースにおいては,後方指導要素である中心位が基準下顎位として選択される。
[編集]出典
図解咬合の基礎知識 (1984年)
[編集]関連語句
- CO
- ICP
- INDEX
- IOP
- LIOP
- MIOP
- THIOP
- centric occlusion
- habitual occlusal position
- intercuspal occlusion
- intercuspal position
- イオップ
- イミディエートサイドシフト
- オルガニックオクルージョン
- オーバージェット
- オーバーバイト
- オーラルリハビリテーション
- グループファンクションドオクルージョン
- セントリックストップ
- ターミナルヒンジアキシス
- バランスドオクルージョン
- ポイントセントリック
- マイオセントリックポジション
- ミューチュアリープロテクティッドオクルージョン
- リンガライズドオクルージョン
- ロングセントリック
- ワイドセントリック
- 下顎位
- 下顎頭
- 中心位
- 中心咬合位
- 咀嚼
- 咬合
- 咬合位
- 咬合面
- 咬頭
- 嚥下位
- 安定位
- 平線咬合器
- 有歯顎
- 機能咬頭
- 無歯顎
- 窩
- 習慣性咬合位
- 被蓋
- 辺縁隆線
- 関節窩
- 離開咬合
- 非機能咬頭
- 顆頭安定位
- 顎関節