中心位

【ちゅうしんい】

最終更新日:2016-04-20 (水) 17:08:48






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[編集]概要

 関節窩内において,下顎頭が緊張することなく前上方に位置するときの上顎と下顎の位置関係を指す。本下顎位から,下顎は自由に側方運動を行い得る。また,下顎頭関節窩内で純粋な蝶番運動を行い,ターミナルヒンジアキシスが発生するため,ターミナルヒンジポジション終末蝶番位)の用語も用いられる。さらに,本下顎位は下顎の取り得る最後方位であることから,下顎後退位とも呼ばれる。
 本下顎位は,歯の存在と無関係に成立することを特徴としているため歯列等により左右されることがないから,咬合の不安定な症例や咬頭嵌合位が消失している症例においても再現が容易である。
 このような観点から,ナソロジーでは中心位を最も重要な機能位としてポイントセントリックを提唱するが,成人有歯顎者の約90%が中心位と中心咬合位にずれがあるとのPosseltの報告に基づいて,中心咬合位を機能位とみなし,その顎位からわずかに下顎が後退した位置を下顎後退位とする学説もある。


[編集]出典

図解咬合の基礎知識 (1984年)




[編集]関連語句










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