アクリジェット

最終更新日:2016-11-14 (月) 23:50:00


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[編集]概要

  • 画像説明:オリジナル商品(左;リコール前),改良品(右;リコール後)
  • 使用目的:熱可塑性アクリルレジン床義歯,仮床,バイトプレート,個人トレー,ナイトガード,スプリント等の作製。
  • 形状:ペレット状の熱可塑性樹脂
  • 成分:ポリメタクリル酸メチル,色素
  • 原理:本品を加熱溶解し,型に射出成型することにより所定の形状に成型する。
  • 医療機器認証番号:220ACBZX00064000
    出典【ハイデンタル・ジャパン株式会社:アクリジェット取説】


[編集]品目仕様等

項   目仕 様
曲げ強さ(MPa)75~85
曲げ弾性率(MPa)2300~2800
レジン歯との結合力上顎用70~110
下顎用35~60
吸水量(mg/c㎡)0.4~0.6
溶解量(mg/c㎡)0~0.02
出典【ハイデンタル・ジャパン株式会社:アクリジェット取説】



[編集]サンプル及び色調

  • 色調:#0クリア,#1クリアピンク,#2ライトピンク,#3ピンク,#7ライブピンク,#7αリアルピンク,New#7ニューライブピンク


[編集]リコール情報

医療機器の回収の概要(平成21年2月12日作成)


[編集]使用方法

  1. 模型材:高膨張耐圧硬石膏を使用してください。
  2. レジン歯の維持:人工歯アンダーカットを付与してください。
  3. 口蓋部の肉厚:ワックスで1.4mm以上を確保してください。
  4. 補強線:射出圧で位置がずれないように固定してください。
  5. 一次埋没・スプルー植立:射出システムの指示に準じて行ってください。
  6. コーティング・二次埋没:射出システムの指示に準じて行ってください。
  7. 脱蝋:通法に従って行ってください。
  8. 樹脂の乾燥:80℃4時間以上オーブンで乾燥してください。*1
  9. 樹脂の溶解・射出成型:射出システムの指示に準じて行ってください。
  10. アニーリング:樹脂の内部応力を取り除くため,80℃4時間加熱後,炉内放冷してください。*2
  11. 掘り出し:通法に従って行ってください。
  12. 研磨:通法に従って行ってください。
  13. 修理・リライニングアクリルレジン床義歯と同様に行えます。
    出典【ハイデンタル・ジャパン株式会社:アクリジェット取説】


[編集]使用上の注意

[編集]リコール以前の注意事項

  • 熱可塑性アクリルレジンは,表面に軽くトーチを当てると表面が一層熔けます(軟化)が,反対に従来のアクリリック・レジン(加熱重合)は,表面にトーチを当てても熔けません(表面が一層燃える)。本品には熱可塑性アクリルレジンを示す保証マークと保証シールを同梱しています。従来のレジン床と区別する為に必ず義歯に添付してください。*3

[編集]リコール以降の注意事項

[編集]熱処理について

  • クラックの原因になりますので熱処理は避けてください。熱処理をするとフラスコの石膏中の水分(約110gの余剰水)が蒸発してその蒸気がアクリジェット樹脂の物性劣化を誘発してクラック発生の原因になる恐れがあります。

[編集]変形及びクラックの原因になる恐れがありますので下記の行為は避けてください。

  1. 60℃以上の温水浸漬*4
  2. スチーム洗浄器による洗浄*5
  3. 消毒用アルコールの使用*6
  4. 咬合調整後カーボン紙の洗浄のためのエタノール含浸綿の使用
  5. オートクレーブ
  6. 自動研磨器使用
  7. 乾式艶出し*7

[編集]義歯修理について

  1. 即時重合レジンによる修理はOKです。
  2. 床交換法(人工歯のみを残して床全部を換える方法)・・・OK
  3. 床交換法(床の一部を置き換える方法)・・・不可*8
  4. 裏装法リライニング)・・・直接法OK
                      間接法(常温重合レジンはOK。加熱重合レジンは不可。)


[編集]関連語句

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 カテゴリ : 補綴 >> 義歯 >> 有床義歯 >> 材料・器械 >> INDEX >> あ行


*1 20時間以上乾燥すると変色の恐れがありますので、使い切る量を乾燥してください。
*2 リコール後、アニーリングは避けるよう指示が出ております。
*3 画像は試験的に加熱重合アクリルレジン床義歯に埋め込んだものです。
*4 日常生活の飲食には差し支えありません。
*5 但しノズルより4cm以上(約55℃)離せばOKです。
*6 但し60%以上
*7 研磨熱でクラックが入る恐れがあります。
*8 脱ロウ行程で温度が100℃になるため
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